法雨抄

清正公様

 今を去る四百年昔、大村藩はキリシタンからの改宗を迫られ大変な危機をむかえていました。其の時盟友加藤清正公は法華経の信仰を大村喜前公に説いたのです。それは清正公の人生にも或は領国を治めて行く上に於いて...

灯を消せ

 海釣りに出かけ、夢中になっていて夕闇に包まれてしまいました。あわてて帰ろうとしたが、潮の流れが変わって、方角がわからなくなってしまい、松明を掲げて必死に方角を探ろうとしたが見当がつきません。  その...

継続は力

 昭和時代の天皇誕生日だった先月二十九日に、春の叙勲が発表されました。中でも勲章とは関係ないようなところで、努力してきた人たちのコメントは味わい深い。  旭日小綬章の児童文学作家佐藤さとるさんは淡々と...

儒商

 二年前、中国製冷凍ギョーザで日本人が中毒を起こした事件がこのほど落着しましたが、当事の長崎新聞の「水や空」では  孔子の思想に「儒商」と言う言葉がある。商業も儲け主義を拝して世の為人の為を心掛けるべ...

彼岸会

聖と俗とを二元的にはっきり分ける西洋の宗教と違い、仏教では「聖凡一如」とか「仏凡一如」とか言うように、聖人と凡人、仏様と凡人を必ずしも対立するものとはとらえていないのではないでしょうか。  私たちが人...

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