法雨抄

継続は力2010年05月01日

 昭和時代の天皇誕生日だった先月二十九日に、春の叙勲が発表されました。中でも勲章とは関係ないようなところで、努力してきた人たちのコメントは味わい深い。
  旭日小綬章の児童文学作家佐藤さとるさんは淡々と
「なぜもらえるのか不思議な感じ、長く続けてきたことが功績かな」と。
  脚本家の倉本聡さんは
「誰かを喜ばせ、感動させたいという情熱で取り組んできた」......「本当に光栄なことで素直によろこんでいます」。云々(長崎新聞)
  天才は短期間でやり遂げるかもしれないが、我々凡人は情熱を持って、コツコツと、継続して努力すれば同じ事をやりとげうるはずです。継続は力なり、雨垂れは石をも穿つです。
  日蓮上人四条金吾殿御返事曰く
受うくるはやすく持つはかたし、さる間成仏は持つにあり

平成22年5月1日 継続は力

法雨抄一覧へ戻る