法雨抄

和顔愛語2016年09月01日

人間ドックで病気が見つかり、病院で診察を受けたら
「あなた、キチンと規則正しい生活をしてる」と言われ傷ついた。
親の介護で無理をしていた。

別の病院では
「難しい病気だが進行は遅い。美味しいものを食べることにお金を使いなさい。
   免疫力が上がるよ。病気に負けることなく、社会とかかわって生きなさい」と。

私は救われた気持ちがした。心に光がさした。云々(朝日新聞・声・中田さん)

日頃何気なく発する言葉が人を傷つけているかもしれないことに無関心ですが、
今日のようにみんなが神経を尖らせている時代には、思いやりのある言葉は唯一の緩和剤ではないでしょうか。
仏様のことばに和顔愛語とあります。
彼岸会はこうした仏の教えを身につけるための一週間です。

日蓮大聖人善無畏三蔵抄に曰く
たとい強言(ごうげん)なれども人をたすくれば実語なるべし。

平成28年9月1日 「和顔愛語」

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