2001年の法雨抄一覧

光と救い

 紀元前の73年ごろから同4年まで生きたユダヤの大王ヘロデの後半生を描いた、長編小説「凶王ヘロデ」を作家曽野綾子さんが書いた。 暴虐で知られるヘロデはローマの後ろ盾で王となり、エルサレムに大神殿を建造...

船と錨

  連日の報道でジハード(聖戦)などの言葉はすっかりおなじみになったが、肝心のイスラム教とはどんな宗教かと言う点になると大抵の人は漠然とした印象しか持っていないようだ。 私も特に詳しいわけではないが、...

宗教とは

 悲しみは分かち合うものだと昔から教えられてきた。 それでも、広場を埋める数え切れない鎮魂のキャンドルを目にすると、改めて人と人との結びつきを思う。 「ニューヨークの悲劇」から2週間がたとうとしている...

真の大人

 日本の社会には大人がいないと思う。・・・ 親や教師の大半は子供の成績を伸ばし、「いい学校」に入れてやれば自分たちの責務は果たせたと思っている。 マイホームを建て、子供に立派な部屋を提供してやる事が大...

心の師となれ

暑中御見舞申しあげます。 中坊公平さんにこんな話しがあります。 小学校の同窓会で担任の先生が 「君のお父さんは変わっていたな」 と言ったことから、その先生に聞いた話しとして中坊さんが語る所によると、 ...

1  2  3