法雨抄

発想の転換

先日も一献傾けながら、私がつぶやいたのである。「なんとなく人生の疲労感を覚えるよなあ、この頃は‥‥‥」Uさんは即座に反応した。「あんた、六十三歳だよな」「そう」「それじゃあ、あんた、三歳だ。還暦は仕切...

心がこもってこそ

今の芸術家というものは、他人の真似をしない、人のやったものはやらないとかなんとか、体裁のいいことを言っているけれども、デザインの中には人の真似、真似、真似でもって、それをいかに磨くかによって完成された...

互いに高め合う競争

経済界は、大競争の時代だからこれに対応する学術、学校システムに変えなくては、と盛んに言っている。しかし、国連の子どもの権利委員会も日本の教育は過度に競争的だと批判している。競争よりもむしろ生活の質を軸...

子どもの身になって

 暑中御見舞申しあげます。 「学校は行かねばならないところでも行かされて行くところでもなく、自らが選べるところである」という意識改革が、現代教育を再生させる道である。 と主張する東京シューレ(登校拒否...

相手の身になって

「いのちの電話だより」の冠頭文の中で、県の精神保健福祉センター所長は次のようなメッセージをよせていました。受け手にとって初めてのひとが、いきなり「人にバカにされて辛いんです」と弱々しく話して、暫く黙り...

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