法雨抄

世界平和2019年11月01日

十月二十二日天皇陛下が即位を内外に宣言する「即位礼正殿の儀」が執り行われました。

古式ゆかしく厳かに執り行われた儀式にすっかり魅了されて、テレビに見入りました。

天皇陛下は即位を内外に宣明し、
「国民の幸せと世界の平和を常に願う」ていることを述べられました。

思えば、あの長崎原爆の直後、中心地に立って四方を見回した時に、
周囲の山の頂に至るまで生きているものが何もない、青い物の何もない世界を見ました。
こんなことが二度とあってはなりません。

平和は我が国の変わらぬ悲願です。それは完全実現の難しいテーマでしょうが、
だからこそ熱っこく求め続けることが必要でしょう。

日蓮大聖人立正安国論に曰く

所詮しょせん天下泰平たいへい国土安穏あんのんは君臣の楽ふねがう所、土民の思う所なり

令和元年11月1日 第740号「世界平和」

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