法雨抄

学習2013年03月01日

 悲劇が起きるたびに法律や建物などハード面の対策は進む。が、人間というのは忘れやすい生き物、だからこそ何度も繰り返し伝えていくことに意味があるのだろう。(朝日新聞・フォーカスオン)という学習の大切さを呼びかけたコメントがありましたが、
  またも長崎のグループホームの火災で尊い人命が犠牲になりました。過去の悲劇の教訓が全く生かされていなかったことにかすかな憤りすら感じます。
  人間の記憶限界は一週間前後とか、だから学んでこれを行い、またかえって学び、生き方を常にリフレッシュしておきたいものです。
  今月はそうした反省の上に立って、祖先の恩に報謝する彼岸の月です。日蓮大聖人諸法実相抄に曰く
  行学(ぎょうがく)の二道を励(はげ)み候べし。行学たえなば仏法(ぶっぽう)はあるべからず...行学は信心(しんじん)より起こるべく候

平成25年3月1日 学習

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