神の褒美2011年11月01日
将棋の中原誠十六世名人は第三十七期名人戦を振り返って
不調の時に一番いい手を指せたのは今でも不思議です。偶然が積み重なって、あの局面が現われたとしか思えません。調子が悪くても努力を続けていたことに対する、神様のご褒美だったのかもしれません。(朝日新聞・文化欄)と述懐していますが
不調の時、苦しい時、それを他の所為(せい)にしたりしないで、その苦しさに負けず、じっくりと腰をすえて、努力を続けておれば、必ず道は開けるということではないでしょうか。その開けた道の向こうにこそ神の微笑みがあるのです。
日蓮上人は度重なる苦難に耐えるごとに大きくなっていく自分を述懐しておられます。
日蓮上人四条金吾殿御返事に曰く
始中終すてずして大難をとおす人、如来の使なり。
平成23年11月1日 神の褒美