法雨抄

心美人たれ2020年03月01日

「お釈迦様、同じ女性に生まれながら、ある人は美人、ある人は不美人になるのは、どうしてなんでしょうか」
「怒りやすい女性は、顔立ちがみにくくなるんだよ」

これはお釈迦様時代の、コーサラ国王のきさきとお釈迦様との対話です。

お釈迦様は美人というのも、不美人というのも、顔の形をいうのではなく、その人の心の問題であると教えられたのです。

この定義はお釈迦様の昔から、今に至るまで変わることのない定義ではないでしょうか。

今月はお彼岸の月です。春の私たちの心の大洗濯の月です。
きれいに心を洗い、祖先に感謝し、心美人になるようにつとめましょう。

日蓮大聖人四条金吾殿御返事に曰く
ただ心こそ大切なれ。

(今月から六三年目に入ります・今後ともよろしく)

令和2年3月1日 第744号「心美人たれ」

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