法雨抄

令和2019年04月04日

 五月一日に始まる新天皇の元号がきまりました。

 中国の古典ではなく、日本の古典から選ばれたという事はうれしいかぎりです。

 出典は萬葉集の「初春の令月れいげつにして気く風やわらぎ、梅は鏡前きょうぜんひらき 蘭は珮後はいごこうかおらす」からとったという事でしたが、
その意味はよく分かりません。でもなんとなく分かるような気もします。

 令和を「和ならしむ」と読めば、聖徳太子の十七条憲法第一条に「和を以て貴しとなす」とあって以来、
日本人の心に染み付いた言葉であり、心のふるさとでもあります。

 日本人の心を再確認しようと言っているのではないでしょうか。

 日蓮大聖人兄弟抄に曰く

 心の師とはなるとも、心を師とせざれ

平成31年4月1日 第733号「令和」

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