法雨抄

共有する夢2017年12月04日

難民にあたたかい目線で描かれているという「希望のかなた」というドイツ映画の評論の中で、藤原帰一氏は

「難民に向けるあたたかい目線も、此の映画に夢のような手ざわりをあたえています。

ひょっとしたら人情って、人がお互いに共有する夢なのかもしれない。
その夢を共有するからこそ、生きる意味があるのかもしれない。」と結んでいました。(毎日新聞・日曜クラブ)

夢なんかじゃない、人間にはどんな人間らしい感情、他人に対する思いやりやいつくしみの心が備わっているんだと信ずればこそ、私たちは生きていけるのではないでしょうか。

日蓮大聖人法華取要抄に曰く

我等衆生は五百塵点却ぢんでんごう (=はかり知れない遠い昔)よりこのかた、教主釈尊しゃくそんの愛子なり。

平成29年12月1日 第717号「共有する夢」

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