法雨抄

いのち尊し2015年02月01日

 日本人フリージャーナリスト後藤健二さんがイスラム国に拘束されて、その救出が今世界の注目をあつめていますが、天声人語子は
 今回、「イスラム国」取材をやめるよう説いた知人もいたが、決意は覆らなかった。「何よりも生きて帰ること、そして伝えることが大事」。後藤さんは口癖だったと言う。何よりも、と祈らずにはいられない。
と語っていました。
 今日本国を始め関係各国の救出の為の懸命の努力を見るとき、あらためて人の命の尊さを思わずにはおられません。人の命は地球よりも重いといいますが、一人の命の為に日本国が、世界があらゆる力をふりしぼっているのです。
 日蓮大聖人可延定業書に曰く
 命と申す物は一身第一の珍宝(たから)なり。
一日なりともこれをのぶるならば、
千万両の金(こがね)にもすきげたり。

平成27年2月1日 いのち尊し

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