法雨抄

オリンピック2014年03月01日

 冬季オリンピックも終わり、過日は選手たちの帰国の様子が報道されましたが、皆晴れ晴れとした良い顔でした。やることはやったという満ち足りた顔でした。
 オリンピックは参加することに意義がある、といわれてきたのに、最近はメダル競争になって、次期東京大会のトップが心無い発言をして識者の顰蹙(ひんしゅく)をかいましたが、選手たちは過去数年間の努力の成果を精一杯発揮して、自己の限界に挑んだんです。その姿が大きな感動を私たちに与えてくれました。
 メダルは一つの目標に過ぎません。その努力精進が尊いのです。人間って素晴らしいものなんですよね。
  日蓮大聖人松野殿御返事に曰く
 魚の子は多けれども、魚なるは少なく、・・・菩提心を発(おこ)す人は多けれども、退(たい)せずして実(まこと)の道に入る者は少なし。


平成26年3月1日 オリンピック

法雨抄一覧へ戻る