法雨抄

身口意の行い2011年01月01日

《今年が佳い年でありますように》
  人間の目は相手の素敵な所や、やさしい所を見るためにあります。
  口は思いやりのある言葉を相手に伝えるためにあります。
  耳は相手の言葉を聞き、その人を理かいするためにあります。
  腕や手は相手をやさしくだきしめたり、さみしくないよと手をにぎるためにあるのだとおもいます。...
  (長崎新聞・「永井隆平和賞」入賞作品より) これは小学校三年の西村望美さんの入賞作の一節ですが、その通りですよね。ところが今はその逆の事ばかりが多いのではないでしょうか。仏様の教えに身・口・意(=心)の行いをつつしめとありますが、つつしむだけでなく、良いと思ったら、実行することが大事だと教えているのです。
  日蓮上人四条鈔に曰く
   教主釈尊の出世の本懐は人のふるまいにて候いけるぞ

平成23年1月1日 身口意の行い

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