法雨抄

600号に思う2008年03月01日

 昨年、このハガキ教箋法雨抄を四〇数年続けてきたことを良しとして、日蓮宗綜合財団布教伝道部門賞を頂戴しましたが、この号を以ってやっと六〇〇号になりました。
 「天才が一〇年でやり遂げた事も、凡人は五〇年かけてでもそれをやり遂げれば、結果は同じ事だ」
と、誰かが言っていましたが、五〇年間読んでくださった方々にお礼を申しあげたいと存じます。
 私にしてみれば、途中でやめたい、サボりたいと思ったことも再々でしたが、そうなると自分が駄目になりそうで、何とか続けてきました。それが自分にも大いにプラスとなったと思っています。又少しでも人様の心の糧になれたとすれば望外の喜びです。
日蓮聖人乙御前御返事に曰く
 志を重ぬれば他人よりも色まさり、利生もあるべきなり

平成20年3月1日 「600号に思う」

法雨抄一覧へ戻る