法雨抄

聞く耳を2014年08月01日

 残暑お見舞い申しあげます。
 お盆です。先祖様への報恩の誠を捧げましょう
「人間にはなぜ口は一つなのに、耳は二つついているか。それはしゃべることの倍、人の話を聞くためだ」という格言があるが、人は自信がつくと、ともすると『聞く耳』をもたなくなるものです。
 本田技研の本田宗十郎さんにも耳を閉ざして独走しかけたことがあった。そんなとき副社長だった西田通弘さんたちが止めに入ると「うん、そうかな」と立ち止り、戻ってきたということです。(二見道夫・読むくすり)
 誰しも少しばかり偉くなると、周囲の声が聞こえなくなって、自分勝手に走り出したくなるようです。
 だから、常々の自己反省を忘れないようにしたいものです。
 日蓮大聖人四条書に曰く
 教主釈尊の出世の本懐は人の振舞にて候いけるぞ

平成26年8月1日 聞く耳を

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