法雨抄

年の功

おとなしい父が賛成しないこと  やめておこうか黄砂が降る日(富山市松田わこ) これは朝日歌壇入賞の一首です。松田さんの判断は正しかったのではないでしょうか。よかったですね。 「亀の甲より年の功」という...

免与同罪

行きつけのお店と言うものは、特別に「なに・・」と言うことはなくても、何となくおいしそうと感じさせる雰囲気を持っていて、自分のおいしいと思える気持というスパイスが入店と同時にわいてくる。そのおいしいと感...

精進力

五月になりました。九日から大相撲夏場所が始まります。 注目の的は二十一場所ぶりに大関に帰り咲いたという照の富士でしょう。 元大関だった身が膝疾患によるとはいえ一番下段の序二段まで落ちてそれからの復活で...

曲突徙薪

コロナの脅威が去らないままに公的機関は新しい年度を迎えることになってしまいました。 この世で「一番怖いものは何ですか」と自問した福岡の中学生十三歳の内村実愛梨みありさんは「一番怖いのは『無知』ではない...

多様性

森氏が発言したとき、 「周囲にいた1世代も2世代も若い人たちが、その発言を止めることもなくスルーして済ませてしまったことには、 悔しいというより、悲しい思いがします」 とは東京の中村さんの投書でした。...

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