法雨抄

冬は春となる2012年02月02日

 自然の猛威を思い知らされた2011年、それと同時に、その恵みにも気づかせてもらいました。計画停電が行われる中、感じたお日さまの暖かさ、月あかりの明るさ、何が起きても変わらず美しく癒される海とサンセット。今までの日常1つ1つの当たり前がどれだけ神秘的でありがたいことなのかを知りました。
  これは長崎新聞「みんなものひろば」で葭谷武司さんが紹介した20だいの知人の女性からの便りの一節ですが、
  あるときは厳しいが、その中にも私たちへの恵みを、癒しを用意しているのもまた自然ではないでしょうか。裏があれば必ず表があります。明日に希望を持って前進する事を心がけましょう。
日蓮聖人妙一尼御前御消息に曰く
  冬は必ず春となる。いまだ昔より聞かず見ず、冬の秋とかえる事を。

平成24年2月1日 冬は春となる

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