法雨抄

真の生きがい2010年02月01日

大阪府の羽衣ロータリークラブの北中登一さん曰く
  仏教では、人間に四つの大切なことがある、と説きます。それは「無病第一利、知足第一富、善友第一親、菩提(涅槃)[=さとり]第一楽」ということ。ロータリアンが座右の銘としてもよいのでは、と思うほど心に響く言葉です。(ロータリーの友一月号)
  その教えは今おろそかにされているようですが、大事なことではないでしょうか。健康第一かグルメ第一か、足るを知らず、煩悩のままに生きるか、悪友と面白おかしく過ごすか、心の安らぎなんてくそくらえといきがるか、人の生きざまを規制することはできませんが、人生の真の生きがいは自らを向上させることにあるのではないでしょうか。
  日蓮上人兄弟抄に曰く
  心の師とはなるとも、心を師とせざれ 云々


平成22年2月1日 真の生きがい

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